東北地方現存最古の桃山建築で、慶長9年(1604)、伊達政宗公が造営しました。 宝形造、本瓦葺で、軒まわりの蟇股には方位に従って十二支の彫刻が施されています。 正面の扁額には「五太堂」と彫られていますが、実際は「五大堂」が正しく、これは揮毫者である105世天嶺性空禅師の筆の遊びと思われます。 内部には慈覚大師手彫りと伝える五大明王像が安置され、33年に一度開帳されます(次回予定は2039年)。 昭和25年(1950)、国重要文化財に指定されました。