「庫裏」とも表記され、寺院で主として台所の役割を担う建物です。 正面13.8m、奥行23.6m、切妻造の本瓦葺で、大屋根の上には入母屋造の煙出しをのせています。 庫裡は実用本位の建物であるため装飾が施される例はあまり見られませんが、正面上部の複雑に組み上げられた梁と束、妻飾の豪壮な唐草彫刻が漆喰上に美しく設えられているのが特徴です。 昭和34年(1959)、国宝に指定されました。