催し物

本堂落慶記念特別展2 瑞巌寺と伊達家 −歴代藩主と住職の交流を中心に−

 瑞巌寺では創建400年以来の大修理を行っておりましたが、10年に及んだ修理事業もようやく今年3月をもって完了し、6月24日に落慶法要を迎えます。当館ではそれを記念して「瑞巌寺と伊達家」展を開催いたします。
 瑞巌寺は仙台藩祖伊達政宗によって造営された伊達家の菩提寺です。用材を熊野に求め、紀州・京都の名工を招請し、慶長9年(1604)の縄張りから5年の歳月をかけ、慶長14年3月26日に落慶しました。政宗自ら紅白の梅と五葉松を前庭に手植えし、祝いの和歌を詠み、末永い寺の繁栄を願いました。
 政宗の死後、二代忠宗は父政宗の遺言を守り、名僧雲居希膺を瑞巌寺住職として迎え、中興開山として鑚仰しました。以来、江戸時代を通じて伊達家の厚い帰依を受け、奥州随一の禅寺として発展していきました。
 今回は、本堂内部を飾った障壁画、供養のために伊達家から施入された肖像画や日常愛用の美術工芸品、歴代藩主と瑞巌寺との関わりを示す書状などを展示いたします。また、政宗が瑞巌寺に先駆けて再建した五大堂の御本尊である秘仏五大明王像(国重要文化財)を特別に出品いたします。
 当地方の宗教美術・文芸の発展に寄与したこれらの資料をお時間の許すかぎり、ごゆっくりご鑑賞いただき、天災や人災を乗り越え、文化財を次世代へと伝えるための地道な活動についてご理解をいただければ幸甚です。

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